出産の思い出(3)~本陣痛~長すぎ

20日の朝から陣痛が始まって、10分おきに陣痛が来出した。
いよいよ出産が近づいてくる。

 
・・・が中々子宮口が開かない。陣痛の感覚を調べる機械をお腹につけているから寝がえりが打てず、下に向けている部分が痛い。お腹が痛くてもゴロゴロ転がれないし抱き枕を握りしめて耐えるしかない。
どんどん痛みが強くなる為ご飯が食べられない。

 
私の陣痛(10分おき~)から出産までは56時間かかっているんだけど、最後の一日は食事は全くできないし、眠ることもできなかった。まだ食べられるうちは家族が買ってきてくれたヨーグルトやカットフルーツが助かった~。さっぱりしていて食べやすい。
 

陣痛が落ち着いたときに水分を取ることが精一杯で、後は気絶したように眠る?感じ。三分ほどしてまた陣痛で目が覚めて五分くらい痛い。生まれる直前はあまりの痛さに壁をひっかいていた気がする(笑)寝てるのに陣痛始まる前に目が覚めるのには驚いた。
 
 
陣痛前半は腰が痛い!!とにかくさすってもらいたかった。ありがたいことに夫や家族が来てくれていたので順番に夫、母、妹にさすってもらっていた。時々看護師さんが様子を見に来てくれるんだけど、その時さすってもらったら凄い力でゴリゴリさすってくれてむしろ痛い(泣)

 
後半はよくわからないけど、とにかく肛門付近がめちゃくちゃ痛い。持ってたテニスボールを肛門のちょっと上の辺りに当てて、ギューッと押してもらうんだけど弱いと全く意味がない。かなり強い力で押してもらわないと痛みが耐えられないと思った。
弱すぎても強すぎても位置がちょっとでもずれてたらダメ。自分でも難しいことを家族に要求しているなと思った。

 
私が入院してから夫はお風呂に入る為に帰ったりしたぐらいでほとんどずっとそばにいてくれた。陣痛室が個室だったので簡易ベッドを借りて寝てたんだけど、寝ているときも私が陣痛でイタタタ・・・となっていると起きて腰をさすったりしてくれていた。
陣痛長すぎで数日に亘ってずっとそばにいてくれたことだけでも感謝なのに、陣痛の間ずっと腰をさすってくれたりボールを当ててくれたりしてて本当に感謝しかない。

 
そんなこんなで、45時間ほどたった時に子宮口が8センチになった。あともう少しだーー!!
ついに出産の担当医師が来てくれて確認してくれた。もう少しでこの長い陣痛ともおさらばだと思っていたが、そこから10センチに中々ならない。看護師さんが来てくれるたびにまだですか?と何度も聞いてしまうくらいもうへとへとだった。
一時間おきくらいに5センチくらい開けばいいところ。もう無理だわとくじけそうになった時に再び担当医師登場。
そのときは9.5センチ開いていて、もういいじゃん、早く分娩室へ連れて行ってくれと心で叫んでた。
先生が子宮口を確認したときにまだ子宮口は開ききってないんだけど、ぐいっと開いてくれて、「はい。10センチ」と聞こえたときは神かと思った。

 
やったーー!分娩室だーー!!目の前にある部屋なのに行くのに時間かかりすぎ~とか思ってたら。
まだだ・・・分娩室に行くには、肉眼で赤ちゃんの頭が確認できるくらい降りてないとダメなんだって。
・・・えっ?

                                                      ~4へつづく~

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